1日経てば1日分が確実に蓄積する洗濯物。毎日洗濯する派であれ、1週間分を週末にまとめて洗濯する派であれ、逃れられない感がとりわけ高い家事である点に変わりはありません。
また、逃れられないからこそ、時短を極めて負担を減らす意味があります。
この記事では、洗濯の時短グッズをプロセスごとにご紹介します。
目次
1.「洗う」編
洗濯物を洗うのは洗濯機ですが、洗うステップにも時短ポイントはあります。
1-1.すすぎ1回でOKの洗剤
最低2度はすすぐのが当たり前だった時代は過ぎ、今やすすぎ1回もごく一般的となりました。
すすぐ時間そのもの以外に、すすぐための水を溜めたり排水したり、1回すすぐたびに脱水が行なわれたりといったことも考慮すると、すすぎ回数を減らすことで大きな時短効果を見込めます。
デリケートなお肌の赤ちゃんがいるからすすぎを入念にしたいといった事情があるのでなければ、一考の価値ありです。
泡切れのよい洗剤でないとすすぎ残しが発生するおそれがありますので、「すすぎ1回でOK」と表示されている洗剤を選ぶようにしましょう。
1-2.キャップ計量・スプーン計量不要の洗剤
液体洗剤を目盛り付きキャップに注ぐのは簡単なようでいて、実際には液ダレのようなちょっとした手間も発生しがち。付属スプーンで計量する粉末洗剤でも粉こぼれはあるでしょう。
その点、プッシュハンドル式の製品や、1粒ポンと入れればいいだけのジェルボール形状の製品であれば、液ダレとも粉こぼれとも無縁です。
「たったそれだけの手間」ですが、今まで何回計量してきたか、これから先何回計量することになるのかを考えれば、計量不要の洗剤の利用は決して小さくない時短への一歩です。
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1-3.消臭スプレー
特に汚れているわけではないけれどニオイが気になるから洗うという場合、ニオイだけ取って済ませることを検討してみましょう。
汗汚れや食べこぼしなどで汚れることが少ないアウター類や靴類などは、消臭スプレーを吹きかけて水洗いの代わりとする方法が向いている可能性が高いと考えられます。
消臭スプレーを活用してそもそもの洗濯物の量を減らす試みは、何でも無意識に洗濯機に放り込むのではなく本当に洗う必要があるものだけを洗うという習慣にもつながるでしょう。
2.「干す・乾かす」編
干す工程は人の手で行なうしかなく、乾かす工程は洗濯のプロセス中で一番時間がかかります。それは裏を返せば、時短効果が表れやすいということでもあります。
2-1.肩から提げるタイプのランドリーバッグ
洗濯物干しは、腰をかがめてカゴから洗濯物を取り出し、立ち上がって干すといういわば屈伸運動のくり返し。
この屈伸運動を減らせれば、時短はもちろんのこと身体的な負担も減るはずで、効率はグッとアップするでしょう。
洗い終えた洗濯物と洗濯ばさみとを入れたランドリーバッグを肩から提げれば、屈んだり立ったりもなく、行ったり来たりもなしで洗濯物を手早く干せます。
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2-2.サーキュレーター
洗濯物の乾燥に関わってくる要素には、気温(室温)や湿度などがありますが、とりわけ大きく影響するのが「風」。
通常は無風の部屋干しでは特に、サーキュレーターを使って風を通したり当てたりすることで乾くまでの時間が大幅に短縮されます。
洗濯物を乾かすことがメイン目的であれば、衣類乾燥モードを搭載しているタイプが便利です。
2-3.平干しネット
ピンチハンガーに一つひとつ挟むのは、干すときも取り込むときも、思いのほか時間と手間がかかるもの。
下着や靴下などの小物類は、ピンチハンガーに吊るさず、平干しネットに置いて干すのが便利です。これなら、小物類を重ならないようにネットの上に「置く」だけ。取り込むときも一瞬で終わります。
3.「取り込む」編
取り込むだけならたいして時間がかからないという印象ですが、実際にはそれなりに時間がかかっていることが大半。時短グッズを活用しましょう。
3-1.引っぱるだけでとれるピンチハンガー
たくさんの洗濯ばさみがぶら下がったいわゆるピンチハンガーはまとめて干せるのが利点ですが、干す際だけでなく取り込む際にも洗濯ばさみをひとつひとつはずさなくてはならず意外と手間がかかります。
洗濯ばさみの先端部がローラーになっている製品は、一定以上の力で引っ張るとローラーが回転して衣類がリリースされる仕組み。下がっている洗濯物をひとまとめに抱きかかえて引っ張れば、一気に取り込み完了です。
3-2.型くずれ防止の折れるハンガー
取り込みの際に思いのほかに手間取るのが、丸首やハイネックのトップスをかけたハンガーを下からはずす作業です。
面倒だからと衿ぐり部分からハンガーを引き抜こうとすると、首回りの布を伸ばしてしまうことに。
折りたためる仕様のハンガーを利用すれば、毎日のプチストレスから解放されますし、干すときも取り込むときもスムーズで時短につながります。
4.まとめ
必ずしも定期的でなくともよい掃除や出来合いのものを買ってきて済ませることも可能な食事づくりとは違い、洗濯はコンスタントな処理がどうしても必要となってくる種類の家事です。
そしてそんな風にコンスタントに発生する作業だからこそ、時短グッズを活用する意義も効果も大きいといえます。
洗濯にかかる時間をグッと減らせる時短グッズを、ぜひ上手に利用したいですね。