特に平日の料理は、ワーママにとっては時間との勝負。いかに効率よく、時短で作れるかが鍵になりますよね。作り置きや、朝のうちに下ごしらえができればいいのですが、なかなかその時間を作るのも難しいのではないでしょうか。そこで、日々の料理を時短するコツ、テクニックを10選にまとめてみました。1日5分の時短でも、積み重なると大きな時間になります。ぜひ、少しずつ時短テクを身に着けていってください。

1. 便利なキッチンツールをそろえる

便利なキッチンツールを使いこなすことで、料理の効率はかなり変わります。たとえば、トング。菜箸ではちょっと重くてつかみにくいお肉を裏返すときや、煮崩れしそうなものを動かすときにとても重宝します。また、キッチンばさみも大活躍してくれます。ネギなどの野菜や乾物、そしてお肉まで切れ、まな板を汚すこともないので、洗う手間が省けてさらに時短につながりますね。また、茹でる工程はわりと時間がかかるものですが、複数の食材をまとめて茹でることができる、茹で分けザルも便利。やみくもに道具を増やしてしまうのはおすすめできませんが、これはというものがあればぜひ取り入れてみてください。

シリコーン調理用トング(無印良品)

分解して洗えるキッチンばさみ(無印良品)

家事問屋 茹で分けザル

2.道具は使いやすい配置に

そして、意外と重要なのが道具や調味料の配置。よく使うものが取りづらい場所にあったり、どこにあるかわからない…ということがあると、料理の効率が落ちてしまいます。もし、使いにくい配置になっていたら、今一度、使用頻度に合わせて配置を見直しましょう。すべてしまいこんでおくのも見た目には美しいですが、よく使うものはなるべく使う場所の近くに出して並べて手に取りやすい配置にしておくことがおすすめです。フックを使って吊り下げる収納も便利ですね。ただし、外に出しすぎてしまうとそれはそれで掃除やお手入れが大変になってしまいますので、あくまでよく使うものだけに絞ることがポイント。

3.無洗米を利用する

ご飯は毎日炊くというご家庭は多いはず。毎日のことだから、少しでも時短したいものです。そこでおすすめなのが、お米を無洗米にすること。普通のお米と違い、冷たい水でサッと水洗いするだけでOKなので、研ぐ手間と時間が大幅に省けるのです。これなら、小さなお子さんでもお手伝いしてもらうことができますね。注意点としては、普通米同様、しっかりと浸水することです。普通米と同じく30分程度で大丈夫ですが、どうしても浸水せずにすぐに炊かなければならない場合は、米1.5合に対し酒大匙1、みりん小匙1を加えると炊きあがりがよくなるそうなので、ぜひ試してみてください。

4. カット野菜や冷凍野菜を活用

料理の工程の中でも手間や時間がかかるのが、野菜などをカットする工程。ここを省略できると大幅な時短が実現できます。たとえば、千切りされたキャベツは、袋から出してそのまま食卓に出せるので、とても重宝します。また、最近では冷凍の野菜も数多く販売されています。栄養価が気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、冷凍することで栄養価が落ちることはなく、むしろ増える野菜もあるのだとか。そもそも市販の冷凍野菜は、栄養価が落ちにくいものが選定されて販売されていますし、冷凍技術も年々進歩していますので、安心して料理に取り入れてみてください。また冷凍野菜は、加熱して冷凍されているので、自然解凍するだけで食べられるのもありがたいところです。

5.コールドスタート

”コールドスタート”という言葉をご存知でしょうか?もともとは、IT用語として使われている言葉ですが、最近は料理の文脈でも使われるようになりました。コールド、つまり、フライパンが冷たいうちに、具材を入れてから火をつける調理方法のことです。

レシピなどには、”熱したフライパンに”、”フライパンを温めて”という言葉がよく出てくると思いますが、コールドスタートにすることで、様々なメリットがあります。

まず、フライパンが温まるまで待たなくてもいいこと、温めてから焦ったり慌てなくてもいいこと。そして、実はじっくり火を通すことで、低温調理と同じような効果もあり、特にお肉の場合は旨味を閉じ込めて美味しくできるというメリットまで。さらに、熱したフライパンに具材を入れると油が飛び散ってしまうこともありますが、そのような心配もありません。コールドスタートのレシピもたくさん出ていますが、普段作っている料理に取り入れるだけでも、フライパンが温まるまで見張っている必要がなく、その分の手間が省けますので、ぜひ試してみてくださいね。

6.揚げ物は少ない油で揚げ焼きに

たっぷりの油で揚げたものは確かに美味しいですが、油が熱せられるまで時間がかかったり、油の処理も大変だったり、さらに油がはねて危険だったり、後片付けも大変。そこでおすすめしたいのが、少ない油で揚げ焼きにすること。実は揚げ物は少ない油でも充分なのです。しかも、唐揚げやコロッケなどは、むしろ半分くらい油から出ていたほうがカラリと美味しく揚がるそうです。ひっくり返す手間はありますが、それを上回るメリットがあります。油の処理も楽でいいことづくめです。

7.オーブン料理をとりいれる

複数の作業を同時進行で進めるためには、放っておけるメニューがあると便利。そこで、オーブン料理を積極的にとりいれることをおすすめします。オーブン料理は少しハードルが高いと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は食材を並べて加熱するだけで、途中の温度調節も不要なので簡単なのです。さらに、見た目的にも豪華になるところも嬉しいですね。オーブン料理のレシピは検索するとたくさん出てきますので、いくつかレパートリーを持っておくととても重宝しますよ。

8.冷めてもいいメニューから作る

効率よく料理を作るには、作る順番も大切。たとえば、サラダやお浸しなど冷めてもいいメニューは先に作りましょう。先に温かいメニューを作ると、後から温め直す手間が増えてしまいますので、炒め物や揚げ物は食べる直前にできあがるように作りましょう。ただし、煮物は煮込む時間や味をしみこませる時間を考えて、先に作っておくのがおすすめです。

9. 多めに作って冷凍する

作り置きや、朝の仕込みはちょっとハードルが高いという方は多いのではないでしょうか。でも、作るときに多めに作ることならできる方も多いはず。料理は1から作るのが大変なのであって、作るときに量を少し増やしても、そこまでの手間にはならないからです。たとえば、ハンバーグのたねやカレー、ミートソースなどは多めに作ってもそこまで労力はかからないでしょう。カレーなどの汁物を冷凍するときは、ホーローの容器に入れて冷凍するのもおすすめ。冷凍し、そのまま火にかけられるのでとても便利です。冷凍しているものがあると、いざというときの安心感にもつながりますね。

野田琺瑯6点セット

10.時短料理レシピをとことん活用する

「時短料理」「時短 レシピ」等で検索するとたくさんのレシピがでてきますので、それらのレシピをとことん活用していきましょう。作っているうちに、時短のポイントやコツもわかってきますので、次第に効率よく作れるようになっていきます。当サイトでも、時短料理をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

https://tomokaji.com/category/recipe/

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