結婚や出産ののちも仕事を続ける女性が増え、共働き家庭は今や当たり前のものとなりました。ただ、家事と仕事をどう両立させるかという問題は根深く残っています。特に子育て世代では、夫婦二人でいかに家事と仕事、育児をこなしていくかを考えなければなりません。本記事では、忙しい共働き家庭こそ家事代行を積極的に利用すべき理由をご紹介します。
目次
1.共働き家庭に家事代行をおすすめする理由
少子化による労働人口の急減が社会的な問題になっている今、労働力確保の観点から女性の社会進出が強く期待されています。意識面でも、女性は結婚したら仕事を辞めて家庭に入るべきという価値観はすでに過去のものとなり、今では結婚後も仕事を続けるのが当たり前となっています。
保育所の整備や男性の育休取得の推進など、子育てと仕事の両立を支援する体制づくりも急ピッチで進められています。
しかし、つい忘れがちですが、保育所などは共働きを可能にするためのインフラストラクチャーにすぎません。
保育所に子供を預けることができても、仕事をしながらどうやって家事や育児をこなしていくかという問題は依然として残るのです。
何もかも自分たちでやらなければとがんばりすぎると、夫婦仲や親子関係に悪影響が出てくる恐れもあります。共働きで所得が増えても、家庭が安らぎの場でなくなってしまったら何の意味もありません。
忙しい共働き家庭こそ、家事の負担を上手に減らし、積極的に家族の時間を増やすべきなのです。以下に、家事代行サービスを利用するメリットを見ていきましょう。
1-1.価値のある時間が作れる
共働き家庭では、1日の大半は仕事に費やされ、終業後は家事や育児が待っています。自分のために、または夫婦二人のために使える時間はほとんどないというのが現実です。
これではいったい何のために働いているのかわからなくなってしまうのではないでしょうか。
現代社会においてはまさに“Time is Money”。
忙しい平日に家事の一部を外注することができれば、もっと本質的なことのために時間を確保することができます。
たとえば、日常にこんな時間があったらいいなと思いませんか?
1-1-1.子どもと向き合う時間
親として、子供とじっくり向き合う時間は大切にしたいものです。しかし共働き家庭では、お父さんお母さんが子供と過ごす時間がどうしても少なくなってしまいます。また、時間がない!と焦るあまり、ついイライラした態度をとったり子供をせかしてしまったりして後悔した経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
子供は挑戦と失敗を重ねながら成長していきます。親として大切なのは、忍耐強く子供を見守る「心のゆとり」です。家事代行を利用すれば時間的・精神的なゆとりが生まれ、子供とじっくり向き合うことができるようになるでしょう。
親が自分のことをしっかり見てくれているという安心感は子供を力づけ、ゆるぎない自信を与えます。家事代行によって、ただ親が楽になるだけでなく、子供も恩恵を受けられるのです。
1-1-2.家族で過ごす時間
平日は仕事に追われ、週末はたまった家事をこなすだけという共働き家庭は少なくないはず。中には、できれば休日は一日中寝て過ごしたいというお父さんお母さんもいるでしょう。せっかくの休日なのにお出かけもできないというのでは、子供はがっかりしてしまいます。
休日を平日の帳尻合わせに使うのではなく、家族でゆっくり過ごす時間としてもっと大切にしませんか? 平日に家事代行を取り入れれば、家事をためこむことはなくなります。
休日を丸々家族のために使えるようになり、レジャーや旅行にも行きやすくなります。親にとっても子供にとっても、お休みの日がより楽しく充実した時間になるでしょう。
家事の代行を頼むことはできますが、親としての役割を代行してくれる人はいないということを忘れないでくださいね。
1-1-3.趣味やスキルアップのための時間
働くお父さんお母さんに「今いちばん欲しいものは?」と聞いてみたら、「自分の時間」と答える人が最も多いのではないでしょうか。ストレスを解消し、生き生きした毎日を送るためには、好きなことに没頭できる時間が不可欠です。
また、テクノロジーの急激な進歩により、働く人は絶え間ない自己研鑽が求められています。これからの時代を生き抜くために、趣味に打ち込んだりスキルアップに励んだりなど、自分のために使える時間は必ず確保しておきたいものです。
一方、育児世代の男女が家事や育児、仕事の時間を捻出するために真っ先に犠牲にするのが「自分の時間」であることも事実。
毎日の家事や仕事で自分をすり減らしては、やがて力尽きてしまいます。趣味やスキルアップのために家事代行を使うのは贅沢すぎると思う方もいるかもしれませんが、発想を変えてみましょう。
家事代行を利用して時間を作るのは、未来の自分への投資ともいえます。元気をチャージし、スキルを高めることができれば、さらなるキャリアアップにつながるでしょう。家事代行が決して贅沢ではないことがわかるはずです。
1-2.ストレスが減る
30代~40代の子育て世代は、職場では主力としてなくてはならない存在のはず。夫婦共に管理職として責任ある立場にいるカップルも多いのではないでしょうか。
ただ、仕事ではベテランだからといって、家庭と仕事を難なく両立させられるわけではありません。職場と家庭はまったく別の軸で回っています。
仕事がどんなに忙しくても、子供の食事は用意しなければならないのです。仕事に集中したいときに、「ご飯の支度はどうしよう」という心配が頭をよぎることもあるでしょう。家で子供が待っているのに、目の前の仕事をおいて帰るわけにもいかないというジレンマは大きなストレスになります。
さらに、肉体的な過労も見過ごせません。お父さんお母さんがストレスと疲労で暗い顔をしていては、子供も不安になってしまいます。ストレスを軽減して生活の質を高めるためには、外注できる家事は外注してしまうという割り切りも必要です。
1-3.より仕事に集中できる
子供がまだ幼く手のかかるうちは、家事と仕事の両立は本当に大変です。両立を断念して仕事を辞めてしまう女性もめずらしくありません。一度仕事を辞めると、復職できたとしても以前と同等以上の待遇を得ることは難しいのが現実です。せっかく築いたキャリアが途切れてしまうのはとてももったいないことです。
仕事はお金を稼ぐ手段であるだけではありません。仕事を通して夢を実現したり、生きがいを感じたりすることもできるのです。また、お母さんが仕事をがんばる姿は子供にも深い印象を残すことでしょう。
仕事を手放さないためには、家事の一部を外注するのも一つの方法です。家事の負担が解消されれば、キャリアプランも前向きかつ明確に描けるようになるでしょう。