散らかった家の中を掃除しようと思っても、仕事や育児で忙しいと手が回らないことがありますよね。
散らかりがち・少しでも掃除を楽にしたいというときに注目したいのが収納です。ちょっとした工夫で誰でも実践できる、掃除を楽にする収納術をお教えします。

1.モノを減らすのが大前提

まずは室内に目につくモノを減らすことを心掛けましょう。室内に出ているモノが減ると掃除時間が短縮できるだけでなく、見栄えが良くなる・小さな子どもの誤飲防止・探し物の時間が減るといったメリットも期待できます。

1-1.レンタルを上手に利用

「一時期しか使わないもの」はレンタルするという考え方があります。たとえばベビーベッド、チャイルドシート、ハイローチェア、大型玩具など。借りる・返すという手間がかかりますが、一番のメリットは、合わないもの、使わなくなったものは返却できること。処分の手間や費用を抑えて収納の邪魔にもなりません。
購入すると「もったいない」「いつかは使うかもしれない」という理由で押入れに入れっぱなしにしていませんか?役目を終え、今後使うかどうかが分からないモノを長期間取っておいても収納スペースが減るだけです。絵本も買わずに図書館を利用することで家庭内のモノが増えるのを抑えることができます。図書館ではたくさんの冊数を借りれるのも魅力。一緒に図書館に行って選ぶことで、親子の楽しいコミュニケーションの時間になりますね。

1-2.家にモノを溜めない工夫を

掃除を楽にするためには、不要になったモノは溜めておかないことが大切です。もしサイズアウトした子供服が押入れに眠っているのなら、一度見直してみてください。まだ使えそうな子供服はフリマアプリでまとめて安く売る・バザーなどに寄付する・友人や知人に譲るなどして手放すと収納スペースが増えますよ。

ほうっておくと、どんどんモノは溜まっていくもの。2週間に1回、1か月に1回などペースを決めて、クローゼットの中、引き出しの中、おもちゃ箱の中などを見直して、不要なモノ、一定期間以上使っていないものは処分していきましょう。

管理するモノが少なければ、それだけお手入れの時間も省け、掃除もしやすくなるのです。また、持っている量を把握できるので、無駄なモノを買うことがなくなり、節約にもなるというメリットもあります。

2.掃除が楽になる!収納術をご紹介

基本的に床には何も置かないようにしましょう。今床を見渡してみると何かモノが置いてありませんか?掃除機やおもちゃ・収納ボックスなどが置かれていないでしょうか。床に何かを置いてしまうと見栄えが悪いだけでなく、1つモノが置いてあると次から次へとモノが溢れてしまいます。

床に置いてあるモノを片付けるために、まずは収納場所を決めましょう。押入れなどの空いている空間をうまく利用すると収納スペースがグンと増えますよ。

2-1.つっぱり棒で空間を上手に利用する

押入れにたくさんモノを入れたつもりでも、カラーボックスの中やカゴの上や横に空間が空いていませんか?小さな空間でも工夫しだいで収納スペースに早変わりするんです。なかでも一番簡単で効率が良い利用方法はポール型ハンガー、いわゆる「つっぱり棒」です。つっぱり棒は色々な長さや材質で販売されています。地震にも強くて丈夫ですし、長さが合えばどこにでも取り付けることができます。

つっぱり棒は1本だけでも使えますが、2~3本を平行に取り付けることで帽子などの軽い物を置く棚にすることもできます。さらに、子どもの目線に取り付ければお片付けもはかどりますね。子供の制服やジャケットなどはつっぱり棒とハンガーを用意して自分で掛けるようにしてあげましょう。ママの手間も省けて一石二鳥ですよ。

2-2.S字フックで吊るせるものは吊るす

S字フックも活用していきましょう!つっぱり棒と併用して使うことで収納の幅が広がりますし、今まで引き出しに入れていたモノを吊るせば取り出しやすくなります。引き出しの収納スペースも増えますね。

たとえば、タオルハンガーやつっぱり棒にS字フックをかけて掃除用具を吊るすことができます。キッチンでは調理器具を吊るすと取り出しやすくなりますよ。後付けのタオルハンガーは吸盤や両面テープで簡単に付けられるものが販売されているので、取り付けたい場所に合ったものを選んでくださいね。

クローゼットでは帽子をかける・ネックレスをかける・さらに、S字フックにワイヤーラックやプラスチックかごを吊るせば小物入れにもなります。

S字フックは大きさだけではなく、素材もプラスチック・木製・ステンレスなどの様々な種類があるので、用途によって大きさや素材を変えて使ってみましょう。余裕があれば色を統一して見た目にもこだわるとおしゃれになるので、お掃除や片付けが楽しくなりますよ。

2-3.掃除用具の収納はワンステップで取れる場所に

モノの整理が終わって収納場所が確保できたら、最後は掃除用具の収納場所を見直しましょう。
掃除機は比較的毎日使う掃除用具なので、メインで使う部屋からワンステップで取れる場所に置いておくのがおすすめ。掃除機1つ使うのに隣の部屋に行って、押入れの戸を開けて運んで…とやっていたら面倒ですよね。

もしリビングに掃除機を置くスペースが取れないという人は、ロボット掃除機や「マキタ」のコードレス掃除機がおすすめです。
マキタの掃除機はスティック状で軽いので吊るす収納ができるうえに、コードレスなので使いたいときにサッと使うことができます。元々業務用のため吸引力も優れており、メインの掃除機として十分に使えます。価格も通常の掃除機と変わらないくらいなので、思い切って掃除機の買い替えを検討してみるのも一つの方法ですよ。

頻繁に使いたいハンディモップやコロコロクリーナーも、取り出しやすい場所に置く工夫をしてみましょう。
掃除用具は部屋を綺麗にするために欠かせません。取り出しやすいところに置く・部屋の床に置かないことに気をつけて収納場所を見直しましょう。

4.まとめ

掃除を楽にするためにはまず収納から。モノを減らす・増やさないことを前提に、収納スペースの活用や収納グッズを上手く使うことが大切です。
掃除道具の収納場所は使いやすいところに入れて取り出しやすく。収納を工夫して毎日の掃除を少しでも楽にしていきましょう。