家事は時間も労力もかかるもの。忙しい共働き家庭はとりわけ、できるだけ家事を時短で済ませるやり方を考えていきたいものです。おすすめなのが、便利に進化した時短家電を暮らしに取り入れること。本記事では、毎日フル活用したい便利な時短家電をご紹介します。

お掃除ロボット

お掃除ロボットは単なる時短にとどまらず、時間を新たに作り出してくれる存在といっても過言ではありません。自分の代わりにロボットがお掃除してくれれば、掃除に費やしていた時間を別のことに充てられます。
最近では、掃除機をかけるだけでなく、水拭きできる機種も登場。ますます手放せなくなりそうです。

今回は、ゴミの吸引と水拭きの1台2役を果たしてくれるおススメの2台をご紹介します。

1.ECOVACS(エコバックス) DEEBOT OZMO 930

高さ5.7cmの薄型なので、流行りのロータイプの家具の下にも楽々入り込んでお掃除します。アプリを使えば、部屋ごとに掃除する範囲・しない範囲を設定することも可能。
ゴミを吸い取るだけでなく、モップによる水拭きもできます。室内のカーペット部分を認識するので、水拭きしているときはカーペットの上に乗り上げず、ゴミの吸い取りをしているときは吸引力をアップ。カーペットの毛足に絡まった髪の毛やホコリをしっかり吸引します。スマホから掃除のスケジュールや清掃モードを設定できるのも便利。

ECOVACS(エコバックス) DEEBOT OZMO 930

2.ILIFE(アイライフ) V5s Pro

リーズナブルな価格ながら、1台でゴミの吸引と水拭きの二役を果たす優れものです。自動清掃、スポット清掃、エッジ清掃、予約清掃からクリーニングモードを選択でき、最大120分間連続使用できます。初めてまずロボット掃除機を試してみたいという方にもおすすめです。

ILIFE(アイライフ) V5s Pro

上記二つの価格、スペック、特徴を比較してみました。

DEEBOT OZMO 930V5s Pro
価格目安¥66,000(税込)
<公式サイト>
23,900円 (税込) 
<楽天>
メーカーECOVACS(エコバックス)ILIFE
スペックカラー:チタンブラック
本体サイズ:354×354×102mm
本体重量:4.1kg
消費電力:25w
連続稼働時間:最大110分
ダストボックス容量:470ml
カラー:ゴールド
本体サイズ:300×300×81mm
本体重量:2.24㎏
消費電力:22w
作動時間:100 – 120分
充電時間:200 – 350分
バッテリー容量(mAh):2600
特徴・スマートナビ マッピングアプリとナビゲーション技術
・モップシステム(水量調整可能)
・カーペット自動認識機能
・スマホのマップ上に掃除エリアやバーチャルボーダー(侵入禁止線)を指定
・ダイレクト吸引口(ブラシレス)に交換可能
・選べるクリーニングモード
・最大120分間の連続稼働時間
・水拭きの際は計算された量の適度な水 をモップに給水
・自動的に障害物を感知
・自動的に落下を防止
・事前予約で掃除時間を設定可能

より高機能を求めるなら DEEBOT OZMO 930、コスパ重視ならV5s Pro がおすすめです。

食器洗い乾燥機

シンクに溜まった洗い物を見ると、憂鬱な気分になってしまいますね。家事の中で食器洗いがいちばん嫌いという方も多いのではないでしょうか。

食器洗いから乾燥までを1台でこなす食器洗い乾燥機を導入すれば、洗い物にかかる時間を大幅に短縮できるだけでなく、節水にもつながります。熱いお湯で洗えるため油汚れもきれいに落ち、除菌効果もあります。手荒れも改善されますよ。

食器洗い乾燥機には、システムキッチンにあらかじめ組み込まれているビルトイン型と、キッチンカウンターの上などに設置して使う卓上型があります。ビルトイン型は場所をとらず、スペースにすっきり収まるのが魅力。これから家を新築する方やリフォームを考えている方は、ビルトイン型の食器洗い乾燥機の導入をぜひ検討してみてくださいね。

卓上型は置き場所や排水等さえ確保できれば、買ったその日からでも使えます。これから卓上型を購入する場合は、いちどに何点洗えるのかという収納力をチェックしてください。家族が1日で使う食器をまとめて入れられるくらいの容量があるものがおすすめです。

3.アクア 食器洗い乾燥機

庫内が見える「ガラストップ」が特徴の食器洗い乾燥機。

コンパクトながら、収容量は食器24点分で、4人家族分の食器が洗浄、乾燥できます。

汚れがつきにくく耐久性に優れた「庫内ステンレス仕様」。除菌もできる「高温すすぎモード」では、除菌効果も期待できます。

アクア 食器洗い乾燥機

4.パナソニック 食器洗い乾燥機 プチ食洗 

さきほど紹介したモデルよりは小さめの、3人用のプチ食洗機。かごがフラットなので、食器がセットしやすいのが特徴です。スピーディーコースなら約29分で洗浄が終わるので、2~3人家族でこまめに食器を洗いたい方向き。コンパクトながら洗浄力、乾燥力は申し分ないので、コスパがいい商品です。

パナソニック 食器洗い乾燥機 プチ食洗

上記二つを比較してみました。

アクア 食器洗い乾燥機パナソニック プチ食洗 
メーカーアクアパナソニック
型番ADW-GM1-WNP-TCR4
価格目安¥42,740(Amazon)¥46,800(Amazon)
収容量食器24点分食器18点分
サイズ幅485×奥行390×高さ475mm幅470×奥行300×高さ460mm
庫内容積約34L約24L
ドアタイプスライド式前開き式
標準使用水量約9L 約9L
消費電力最大615W 最大685W
運転時間106分約99分
運転音約43db約42db

価格やスペックはそれほど変わりません。収容量やサイズをみてご家庭に合うほうを導入してみてはいかがでしょうか。

コードレス掃除機

お部屋の中には、髪の毛や砂ぼこり、ゴミなど目に見える汚れだけでなく、花粉やダニなど目に見えない汚れもあります。微細なゴミは掃除機で吸引しなければ除去できません。ハウスダストはアレルギーの原因にもなるので、特に子供のいる家庭やペットを飼育しているご家庭では、頻繫に掃除機をかける必要があります。

掃除機本体が重くてコードの取り回しが扱いにくいと、掃除機がけは面倒な重労働になってしまいます。掃除を時短で済ませ、なおかつ綺麗な部屋をキープするコツは、汚れが気になったときにさっと取り出せてすぐに仕舞える、取り扱いが楽な掃除機を選ぶことです。こまめに掃除機をかけたい家庭には、掃除機本体に車輪がついたキャニスター型よりも、コンパクトで小回りが利くスティック型がおすすめです。

5.マキタ 充電式クリーナ 

1回の充電で約40分間使えます。1.4kgと軽量なので扱いやすいのが高ポイント。プロ用充電工具のハイパワーモータを搭載しており、パワフルに吸引します。紙パック式なので、手入れも時短できます。 

食べこぼしなど部分的な汚れをさっと掃除したいときには、スティック型よりもさらに小型で手軽に扱えるハンディ型がおすすめ。スティック型を取り出すまでもない汚れのときはハンディ型というふうに使い分ければ、さらなる時短ができます。

マキタ 充電式クリーナ

6.プラスマイナスゼロ コードレスクリーナーY010

インテリアにもなるおしゃれなコードレスクリーナー。 部屋に出しっぱなしでも絵になるので、思い立った時にすぐに手に取れるのは時短ポイントです!

かわいいだけではなく、吸引仕事率は、上に挙げたマキタの充電式クリーナと変わらず30W(ハイパワーモード時)。仕事もしっかりできます。

ゴミパック不要のカプセル式。水洗いでき、お手入れも簡単です。

プラスマイナスゼロ コードレスクリーナ―

上記2つを比較してみました。

充電式クリーナコードレスクリーナー
メーカーマキタプラスマイナスゼロ
型番CL142FDRFWXJC-Y010
価格目安3,6000円(税別)18,000円(税別)
サイズ986×115×151
(ノズル付)”
995.0×200.0×139.0
質量1.4㎏1.3㎏
充電時間約22分約6時間
運転時間約40分(標準)約57分(標準)
集じん容量ダストバッグ500ml
紙パック330ml
600ml
吸引仕事率強 : 29W
標準 : 10W
30W
(ハイパワーモード時)

全自動洗濯乾燥機

外干しの場合、いちいちお天気を気にしなければならない上に、せっかく洗ったものが急な雨で濡れてしまうとショックですよね。時短するなら断然、乾燥機能のついた全自動洗濯乾燥機がおすすめです。

洗濯乾燥機の電気代は、ヒートポンプ式で1回25円前後、ヒーター式で1回60円前後となります。1か月間毎日使った場合、電気代はそれぞれ750円、1800円となります。

一方、洗濯物を干すのにかかる時間を考えてみると、全自動洗濯乾燥機を導入すれば1日に20分ほど時間を節約できることに。あなたの時給1000円と換算すれば毎月約1万円お得になる計算になります。洗濯機の買い替えは大変と思われるかもしれませんが、結果的にコストパフォーマンスがよくなることも。平日は電気代の安い夜間に使用し、休日は乾燥機能を使わず外干しして日光に当てるなど、上手に使い分けるとよいでしょう。

7.日立 ビッグドラム 

子どもがいる家庭には12kgの大容量タイプがおすすめです。

運転時に発生する熱を利用して洗濯物を乾燥させる「ヒートリサイクル乾燥」と、水温や布質、水の硬度などによって使用水量や洗剤量などを調整する「水センサーシステム」により省エネ&節水を実現。時速約300kmの高速風を吹きかけて乾燥させる「風アイロン」が衣類のシワを綺麗に伸ばしてくれるので、アイロンをかける手間を省けるのも魅力です。

日立 ビッグドラム

8.パナソニック ななめドラム洗濯乾燥機

画像出典: https://panasonic.jp/wash/product/na_vx9900.html

泡洗浄により頑固な汚れもすっきり落とせる洗浄力の高さが特徴です。液体洗剤や柔軟剤を自動で投入するので、毎回計量する手間が省けます。

約65℃の低温風で乾かすヒートポンプ乾燥により、従来のヒーター乾燥より衣類の傷みや縮みが抑えられ、ふっくら仕上がります。

「スマホで洗濯」機能を使えば、外出先からでもスマートフォンで洗濯をスタートさせたり仕上がり時間を設定・変更したりできるのがとても便利です。

パナソニック ななめドラム洗濯乾燥機

 上記2つを比較してみました。

ビッグドラムななめドラム洗濯乾燥機
メーカー日立 パナソニック
型番BD-NX120ANA-VX9900L/R
洗濯・脱水容量12㎏11㎏
乾燥容量6㎏6㎏
洗浄方式ナイアガラ洗浄
温め自動モード
スピンダンシング洗浄
ジェットバブル
浸透ジェットシャワー
乾燥方式風アイロン
ヒートリサイクル乾燥
ヒートポンプ方式
エコヒートポンプエンジン
洗剤自動投入機能×
自動お掃除機能
スマホ連動×

スマートスピーカー

スマートスピーカーとは人工知能を搭載したスピーカーで、AIスピーカーとも呼ばれます。音声によって操作でき、音楽や動画を検索して再生したり、インターネットにつながっている家電や照明機器を操作したりすることができます。ハンズフリーでタイマーやアラームをセットできるのもとても便利。家事の最中にも手軽に使えるので作業を効率化でき、時短にもつながります。ニュースやお天気を調べたりなどもできるので、朝の忙しい時間も重宝します。

9.Amazon Echo Plus

Amazon Echo Plus

話しかけるだけで照明を消したりエアコンや扇風機をつけたりできるので、家事の手をいちいち止めなくて済みます。アマゾンプライム会員なら、話しかけるだけでプライム対象商品を注文できるほか、「アレクサ、商品はどこ?」と聞くだけで商品の配送状況を確認することもできます。

10.Google Home

Google Home

「OK、グーグル」と話しかければ、知りたい情報を簡単に検索できます。料理するときなどは単位換算や計算機能が便利。食材の栄養素やカロリーなども教えてくれるので、家族の健康管理にも役立ちます。

お出かけ前にGoogle Homeで交通情報や目的地への所要時間などを確かめれば、効率的に動けます。

調理家電

最近の調理家電の進化は著しく、上手に使えば料理にかかる時間を大幅に短縮することができます。チェックしておきたいのが、材料をセットすればあとはすべて自動で調理してくれる自動調理タイプ。付きっきりにならなくてよいので、浮いた時間を有効活用できますよ。

11.シャープ ヘルシオ ホットクック

画像出典: https://jp.sharp/hotcook/

材料さえセットすればあとは自動で調理。かきまぜたり火加減を調整したりする必要もなく、完全にほったらかしでOKです。出かける前に予約しておけば、帰宅することには出来立てのお料理が待っています。

調理するだけでなくメニューも提案してくれるので、「今夜のおかずは何にしよう?」というストレスがなくなります。専用のスマホアプリを使えば買い物リストも簡単に作成でき、外出先からでも予約調理の時間を変更できます。

シャープ ヘルシオ ホットクック

12.T.U.F(ティー・ユーエフ)ドラムクック

めずらしい縦回転式の自動調理家電です。煮込み料理だけでなく、焼き物や炒め物もできるのが特徴です。材料をいれてタイマーをセットしたら、あとは仕上げまで自動で調理してくれます。スチーム調理でお肉やお魚もふっくらジューシーな仕上がり。

T.U.F ドラムクック

まとめ

家事にたっぷり時間をかけるのが家族への愛情の証という時代は終わりました。忙しい共働き家庭では、いかに家事を効率的に片づけるかが勝負です。暮らしにひとさじの余裕をプラスするために、便利な時短家電を取りいててみてはいかがでしょうか?