働く主婦にとって、日々の食事作りは大きな負担の一つ。もちろん料理が好きで楽しんでいる人もたくさんいらっしゃると思いますが、そうではない方もきっと多いはず。。料理は、献立を考え、買い物をし、調理をし、後片付けまで、とにかく工程が多いことも大変な理由の一つですよね。時短、省エネのコツは、とにかく任せられるところは任せること。たとえば日々の献立作りは、アプリに任せてしまえば決定疲れを減らすことができ、負担もだいぶ軽くなりますよ。今回は、無料で献立を作成してくれるアプリを厳選して3つ、実際に使ってみたレビューとともに独自の視点でご紹介いたします。

無料の献立作成アプリおすすめ3選

無料の献立作成アプリは数多くありますが、その中でもおすすめできるものを3つご紹介いたします。

クラシル

クラシルは、dely株式会社が運営するレシピ動画サービスです。2016年にスタートし、2020年7月には2400万ダウンロードを達成。アプリダウンロード数だけではなく、SNS総フォロワー数、レシピ動画数すべてにおいて国内No.1を獲得した国内最大のレシピ動画サービスです。管理栄養士が監修した、38,000件以上のレシピが掲載されています。レシピ検索をすると必ずといっていいほど出てくるサイトなので、誰もが一度は利用したことがあるのではないでしょうか?

クラシルでは、レシピの検索だけではなく、献立を作成してくれる機能もついています。その最大の特徴は、国内最大のレシピ数だけではなく、イオンのネットスーパーとの連携機能。レシピで使う調味料や食材をまとめて購入でき、しかもアプリ内で完結できます。クラシル内で、献立作成、買い物の両方を済ませてしまえるのはとっても便利です。では、詳しくみていきましょう。

使い方

①「献立」のアイコンをタップします。

②主菜→副菜→汁物の順に、4つずつレシピがでてくるので、1つずつ選択します。

③もしその4つの中に食べたいものがなければ、「入れ替え」をタップすると、4つのレシピが入れ替わります。ご希望のレシピが出てくるまでそれを繰り返します。

④主菜、副菜、汁物が決まれば、最後に確認を押して完了です。

特徴

・国内最大のレシピ数の中から選べる

・イオンネットスーパーとの連携機能

・すべてのレシピに動画がついている

レビュー

自動的にレシピを決めてくれるのではなく、4つの中から選ぶというスタイル。直観的に、またそのときの気分や、冷蔵庫にある食材を考慮して決められるのがいいですね。1から献立を考えるよりも、いくつかあるうちから選ぶというだけでだいぶ負担が軽くなることを実感しました。

レシピ動画サービスだけに、すべてのレシピは動画がついているので、手順も理解しやすいです。

また管理栄養士が監修しているそうで、一つひとつがしっかり栄養バランスが考えられたレシピが多い印象でした。なんといっても、ネットスーパーと連携しているのはすごい機能だと思います。筆者自身、たまにネットスーパーを利用することもあるのですが、何日か分のレシピを頭の中で組み立ててまとめ買いすることは実は結構難しかったりします。まだこの連携機能は使ったことがないのですが、ぜひ使ってみてレビューしたいと思います。

ただ、家族の人数などは選べない模様。なので、レシピはだいたい大人2人分の量になっており、お子さんがいらっしゃる方、家族が多い方はそれに合わせて量を調整する必要はあります。

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me:new(ミーニュー)

me:new(ミーニュー)は、株式会社ミーニューが提供する、最長一週間の献立が作れるAI自動献立提案アプリです。2020年5月には90万ダウンロードを達成しています。

最大の特徴は、2020年7月から本格的にサービスを開始した、「おやこども献立」。離乳食卒業後から7歳未満の幼児・子供の年齢を入力するだけで、年齢に適正な献立をAIで提案してくれます。幼児食を別で用意したり、別で作る手間を一切無くし、大人も一緒に食べられるように工夫されています。親と子供が同じものを食べることで、親子の連帯感が生まれやすくなるのだとか。さらに時短になり、一石二鳥ですね。また、一瞬で、季節や家族構成、子供の年齢に合わせた1週間分の献立を作成してくれることもポイント。カロリーや調理時間も見れるようになっています。もちろん、変更することも可能です。自動で作成してくれるのは、主菜、副菜、主食ですが、副菜もう1品と汁物を追加することも可能です。さらに、同時に1週間分の買い物リストも作成してくれます。

献立を立ててくれる機能だけではなく、レシピ検索機能も。新着レシピには、季節の食材を使ったレシピが流れてくるので、その日の気分に合わせて自分で選ぶことも可能です。

有料にはなりますが、月額400円で8万部超えのベストセラー本「成功する子は食べ物が9割」の内容を簡単に実践できるコースを選ぶことができます。

使い方

①プロフィールを設定します。子供は、生年月日も入力し、年齢が反映されます。(18歳以上は大人にカウントされます)

②「献立をたてる」のアイコンをタップします

③献立をたてる日付を選択します。(最長1週間分まとめて立てられます)

④変更、追加があれば適宜行います。

特徴

・最大1週間分の献立を瞬時に作成してくれる

・子供の年齢に合わせた「おやこども献立」

・カロリーや調理時間も表示

・買い物リストも自動で作成してくれる

レビュー

筆者も、とあるワーママさんのメルマガで紹介されていて、以前から使っていました。1週間分のレシピを作成してくれ、食材もまとめ買いできるのはとても便利です。栄養バランスや、季節も考慮した旬の食材を使ったレシピを提案してくれ、また自動的に生成されることで、普段だったら作らないメニューが食卓に並ぶことが新鮮でした。ただ、いろいろな食材を使うので、1週間分ともなると、使う食材は大量になります。材料費はちょっとかさんでしまうかもしれません。野菜の使いまわしなども考慮されているとさらにありがたいと思いました。個人的な意見ですが、予定どおりにやろうとするとそれはそれで負担になるので、1週間のメニューに逆にしばられすぎずに、臨機応変に利用していくといいと思います。筆者は、新着レシピの中から選ぶ、という形で使うことの方が多いです。

とくに未就学児のお子さんがいる方には、親とメニューを分けなくて済む、おやこども献立はとてもおすすめです。

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pecco

Peccoは、株式会社GEEK WORKSが運営する、家にある食材だけで作れるレシピアプリです。2020年3月には、リリースから3か月で5万ダウンロードを突破しました。コンセプトは、”フードロス削減”と、”名もなき家事”の改善。冷蔵庫の中身を登録することで、AIが家にある食材だけで作れるレシピを提案してくれます。いつもの食材から複数の料理が提案されることで、フードロスの削減と、在庫管理や献立作りといった見えない家事の軽減にもつながります。

2021年4月より、冷蔵庫の共有機能も追加されました。家族と冷蔵庫の内容、増減を共有することができるので、買い物を頼むときにも助かります。

賞味期限が近い食材を教えてくれたり、1日に作ったもの、食べたものを登録すると、管理栄養士が栄養バランスをレポートしてくれる機能もあります。

使い方

①冷蔵庫のアイコンをタップして今冷蔵庫にある食材を登録します。
野菜、魚、肉などのメインの食材から、観物や調味料まで幅広く登録できます。

②「作る」のボタンをタップします。

③主菜、副菜、汁物、ご飯物、デザートなどのカテゴリ別に、レシピを提案してくれます。

④作ったものを登録すると、管理栄養士が栄養バランスをアドバイスしてくれます。

⑤冷蔵庫の食材の増減があれば、都度登録します。

特徴

・冷蔵庫のいつもの食材から、AIがレシピを提案

・冷蔵庫の在庫管理もできる

・冷蔵庫の中身を家族と共有

・作ったもの、食べたものを登録すると栄養バランスをアドバイスしてくれる

レビュー

献立の作成とともに、冷蔵庫の在庫管理を一緒にできる、画期的なサービスだと思いました。筆者もよく、冷蔵庫の在庫を忘れていて、調味料などを余分に買ってしまったり、家族と買ったものが被ってしまうことなどもあるため、冷蔵庫の在庫管理はちょっとした課題でした。一時期は冷蔵庫に自作のマグネットを貼って管理していたこともあるのですが、それだと出先ではわからないので、デジタルで管理できるのが一番。さらに献立を作成してくれることで、食材を無駄にすることがなくなり、フードロスの削減や、家計の節約にもつながりますね。

早速、ためにし冷蔵庫の中身を登録してみました。肉、魚といったメインの食材がまったくない状態にも関わらず、たくさんのレシピの提案がでてきて、目から鱗でした。

いつものスタメン食材でも、いろいろなレシピのバリエーションができることは助かります。特売のときにまとめ買いをしても、食材を無駄にすることはなくなりそうですね。

冷蔵庫の在庫管理機能を使うだけでも価値がありそうです。

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まとめ

無料の献立作成アプリ、おすすめの3つをご紹介しました。今回ご紹介した3つは、それぞれに機能や特徴が異なるので、この3つを用途に応じて使い分けてもよさそうです。日々の食事作りは、本当に労力がかかるもの。その一部をアプリにお任せすることで、上手に負担を減らしつつ、家族も笑顔になれますね。すべて無料で使えますので、ぜひ気になった方はダウンロードしてみてください。